これも怪しいタイトルですね・・。相手を自分の思うように動かせる秘密の方法をお教えします。
もうすこし、詳細を言うと、あなたの選ばせたいものを「相手が自分の意志で選んだか」のように思わせる事ができるマジシャンが使う「マジシャンズチョイス」テクニックです。
これは、ビジネスシーンでも顧客に提案を出す際に使える手法です。
是非、テクニックのレパートリーに入れてください。
★マジシャンズチョイスの使い方(営業マン編)
早速、例を見てみましょう。
あなたは、車の営業マン。来店したお客様がどの車にするか迷っているとします。
お客様の予算は400万円です。
あなたは、今月1台300万円の車を売りたいとします。その会社には様々な価格の車が売られています。あなたなら、どう売りますか。
マジシャンズチョイスを使いますと、以下のように顧客を誘導します。
「悩んでいらっしゃいますね。お客様のご予算、ご要望を考慮しますと、50万、200万、300万、450万の車の中から選ぶのがベストかと思いますね。」
この時点で、お客様の予算400万を超えているのにも関わらず、450万をあえて出しているのは、お客様が多くの商品の中から自分の意志で選んでいると思わせるためです。
仮に営業マンが自分の成績のために300万円の車はいかがですか?と最初から言ってしまうと、お客様としては、ただ、「300万円の車を売りたい営業マンという自分勝手な人」と思われてしまうからです。
これでは購入に至りません。ここでは、4つの選択肢があるわけなのですが、自然と現実的には3つに絞られます。
しかし、お客様の心理では、50万の車は安すぎるし、怪しいと思い、「なんで50万円って安いの?」と聞かれます。
その時は、「この車は中古車で、ただ乗り物としてお使いになりたいという人のためにご用意してます。ただ、燃費も他よりかなり劣りますがこちらになさいますか?」と言います。
そうすると、大抵の場合、「いや、やっぱり、200万円と300万円のどちらかにしようかな~」と言う顧客の声が聞こえます。
そして、最後に、こう一言付け加えます。
「車を買う機会はあまり少ないと思います。200万、300万、どちらの車でも構いませんが、私が、この2つで迷っていたら、200万円の方を選びます。ほかに比べて安いですしね。でも、本当に私が個人的には、300万円の車が欲しいんですこの2つの中では、100万も違うし、スペックは300万の車は200万に比べて断然良いんです。
でも、私のお財布が200万なので、買えないのです。いつもお客様が300万の車を買って行かれるのがちょっと羨ましいんです。安く抑えたいなら、200万でも車なんで十分です。後悔しない選択を考えて頂きたいと思っております。さて、どちらになさいますか。」
これで、お客様はほぼ、間違えなく300万の車を選びます。
これがマジシャンズチョイスの典型例です。
あらかじめ結論が決まっているものを、多くの選択肢の中から選ばせたと思わせ、自然に観客を誘導するテクニックです。
★マジシャンが使う例
よく、予言のトランプマジックなどで使います。4枚のカードを並べ、
選ばせたいカードに誘導する手法です。自然と相手を誘導しております。
複数の選択肢を用意し、その中から自分の思うように誘導するマジシャンズチョイスをお教えしました。
是非、あなたのビジネスに役立てて下さい。
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※この内容は、専門家によって、きちんと審査を受けているものではありません。私が理論研究と実践で使っているテクニックです。読み物として、公開しておりますのであらかじめご了承ください。
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